安く仕入れて、高く売る
出来るだけ安く不動産を仕入れて出来るだけ高く不動産を売ることが出来ればその差額が利益＝もうけになります。
目次
例題１ 安く仕入れて高く売る
その後、この家を買いたいという人に700万円で売りました。
この家を売った時、あなたのもうけはいくらになるでしょうか？
安く仕入れて高く売る、これは不動産投資にかかわらずあらゆる商売の基本です。
出来るだけ安く不動産を仕入れて出来るだけ高く不動産を売ることが出来ればその差額が利益＝もうけになります。
例題２ 諸経費
家を買う時には次のような費用がかかりました。
不動産取得税 53,800円
登記費用 92,500円
仲介手数料 257,400円この家を買いたいという人が現れ700万円で家を売りました。
この家を売るときには次のような費用がかかりました。
仲介手数料 297,000円
この家を売った時、あなたのもうけはいくらになるでしょうか？
不動産を購入するには様々な費用が発生します。
登記費用、不動産取得税などの税金関係、不動産会社に支払う仲介手数料などが主なものです。
ですので、不動産を売買した時にいくら利益が残るのかはそれらの費用を考慮する必要があります。
例題３ リフォーム
買った家は家の中が傷んでたのでリフォームすることにしました。
かべ紙を新しくはり替えるなどDIYでリフォームすれば費用は材料費のみで20万円かかり、750万円で売ることが可能です。もしリフォーム会社にリフォームをお願いすると費用は100万円かかり、800万円で売ることができます。
あなたなら、どちらの方法を選びますか？
購入した物件をそのままの状態で高く売ることは簡単なことではありません。
何か付加価値をつけなければ、高く売ることは難しいのが現状です。
付加価値をつける方法といえばいくつかありますが、まず考えられるのがリフォームです。
例題４ 税金
買ってから半年後、700万円で売りました。
売るまでにかかった費用が70万でもうけは50万円でした。不動産を売ってもうけを得ると国に対して税金を支払う義務があります。
その税率は39％（39/100）です。
国に支払う税金はいくらになるでしょうか？
収益を目的とし不動産を購入し、売却した場合「不動産譲渡所得」として税金がかかってきます。
長期所有した後の売却は譲渡益に対し約20％、短期の場合は約39％かかります。
長期か短期かの見極めは売却した年の1月1日時点で所有が5年経過していれば長期、それ以下だと短期となります。
今回のまとめ
安く仕入れて高く売る。商売の基本ですが、それは不動産投資にも同じことがいえます。
不動産の購入には本体代金だけでなく、税金や登記費用、仲介手数料など様々な費用が発生します。
諸費用は本体代金の価格に比例するので、本体代金が高ければそれに伴い費用も高額になります。
また、高く売るためには付加価値がなければ買手はつきません。
その付加価値をどうつけるかは好みが分かれるところですが、
もしDIYが得意、好き、子どもと一緒に楽しみたい、とお考えでしたらそのような手法も有効です。
もちろんプロにお願いするところはプロにお願いし、自分で出来る所は自分で作業するという方法もあります。
今回は単純にして不動産投資の一手法についてお届けしました。
計算も単純なものばかりですので、ぜひ親子で不動産投資についてシミュレーションしてみて下さいね。