〇増加の一途をたどる空き家
また日本の総世帯数も2023年を境に減少傾向に入るとみられ、空き家の増加傾向に拍車がかかりそうです。
2030年には4戸に1戸が空き家になるとの試算も出ています。
「実家には両親が住んでいるし、いざとなれば売ればいい。まだまだ自分には関係ないな~」とお考えの方も多いと思います。
ですが、さまざまなきっかけで実家が「空き家」になり、その管理維持の負担があなたに降りかかってくる。
そういった事態が起こりうるのが現状です。
そうならない為にもぜひ一度「実家の今後」についてご家族と話し合い対策することをおすすめします。
目次
〇売るに売れない事態とは?
ご実家の所有者はどなたになっているでしょうか?
誰の持ち物になっているかあなたは把握していますか?
土地と建物の所有者は同一ですか?
実家の状況について皆さんはどの程度把握されていますか?
謄本を取得してみればはっきりしますが、まずは権利関係をはっきりさせなければ空き家対策は始まりません。
仮に高齢の父親が一人で実家に住んでいたとします。
足腰も弱り、日ごろの生活に多くのサポートが必要となった為、施設に入所することになりました。
そこで介護費用も捻出しなければなりませんので実家を売却することにしました。
謄本をみてみると、土地が父親の弟との共有名義になっています。
ですので、土地を処分するためには父親の弟の同意が必要です。
しかしここで大きな問題が発生します。
父親の弟は数年前に認知症を発症し、中程度の認知症と診断されています。
契約行為ができず、土地を処分することに同意することができないのです。
つまり実家は売却することが出来ません。
父親が施設に入所し実家は「空き家」となり、
かつ相続の段階まで「動かすことのできない」不動産となってしまうのです。
また、父親が認知症を発症してしまった場合も同じく不動産を売ることは出来ません。
認知症で判断能力が衰えていると判断された場合、売買契約を結ぶことが出来ず相続の段階まで「空き家」となる可能性があります。
実家の所有者はだれか、共有名義になっていないか、まず確認してみることをおすすめします。
その上でどのような空き家対策を講じるか判断することが大切です。
〇空き家予備軍かもしれないと思ったら不動産屋に相談を
・将来実家を相続するかもしれない。
・高齢の親が実家に住んでいるが、一人っ子なので将来は自分の子供に空き家が渡ることになるかもしれない。
・久しぶりに親に会ったら、物忘れなどが目立つようになって心配だ。
「今すぐには関係ない」
そうお考えのあなた、でも実は「空き家予備軍」かもしれません。
空き家への対策は早め早めの行動が重要です。
そして信頼できる不動産屋への相談をおすすめします。
空き家になってしまうとその不動産だけでなく周辺の不動産価値にも影響を与えかねません。
〇東北沢の不動産屋アソシオは「空き家予備軍」に関する相談を承っております
ご自身の実家の状況が空き家予備軍に該当するか、
また現状で将来にわたりどんなリスクがあるか、などご相談を承っております。
弊社にて謄本を確認することも可能ですので、
ぜひ一度お気軽にご相談下さい。
電話03-5738-5622