相続した不動産の活用方法
実家が今後負動産になりそうです。どうしたらいいですか?
子供達も独り立ちしたし、実家の家は処分した方がいいのでしょうか?
相続の時に家ってどうなりますか?
相続した不動産、特に地方の不動産についてはどのような活用が良いのでしょうか。
相続といっても相続財産となる不動産が単独の場合や複数の場合、相続人が複数人いる場合等、様々なケースがありますので、詳しい話は別の機会に致しますが、
いざ不動産の相続が発生した場合にその活用について考えてみます。
不動産の活用方法は下記にまとめたように、
1.売却
2.賃貸に出す
3.現状維持(放置、空き家)
4.自己使用
に分類されるかと思います。
不動産の活用方法
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目次
売却
不動産会社に売却を依頼して、購入希望者を探してもらいます。査定してもらった金額と仲介手数料等の経費を考慮して、手元にどれくらい残るのかを検討します。
相続した不動産は築30年以上経っているケースも多く、建物の状態やエリア(流動性の可否)にもよりますが、土地値(解体費や測量費を含むと土地値以下のことも)程度の金額になることも多いです。流動性の少ないエリアでは金額を下げてもなかなか買い手がつかないといった事態も想定されます。
また、換価(代償)分割や相続税の支払いのために不動産を処分する場合では、換金化を急ぐため相場の金額での売却が難しい場合もあります。 -
賃貸に出す
不動産会社に依頼して賃貸の募集をします。相続した不動産の場合は室内に家具等も多く、家具の撤去を行い、室内のメンテナンス、クリーニングをしてから募集に出す流れになります。
募集を開始するまでの間に、荷物の撤去やリフォーム費用等が発生しますので、大小はありますが金銭的な支出があります。
また、適正な賃料での募集が行われないと空室のリスクや入退去時の諸経費・メンテナンス費も発生しますので、しっかりと賃貸経営をすることが必要になります。賃貸需要のあるエリアかどうかという点も大事になってきます。 -
現状維持(放置、空き家)
将来的には自己使用したり、売却という事も必要ですが、相続した不動産を自分で使用したり、売却や賃貸に出すという事を行わない場合は、現状維持に努める事も選択肢の一つです。
不動産に思い入れがありしばらくはそのまま残したい。今は忙しいので後でどうするか考えたい。処分しようにも金銭的な余裕がない。というようなことで現状維持を選択される方が多いかと思います。
この時注意が必要になるのが、建物は使用していないと劣化しやすいですので、定期的な空き家の管理が大事になってきます。空き家を放置してしまったために、近隣に迷惑をかけてしまいトラブルが発生してしまう事もあります。また、特定空き家に指定されてしまうと固定資産税の支払いが上がってしまう事も想定されます。 -
自己使用
相続した不動産を活用する方法として、自ら使用することも選択肢です。自分で住むことになりますので、内装や外観のリフォーム等も今後の課題として残ってくるかと思います。定期的なメンテナンスや今後の建て替え時に発生する金銭面の把握も必要です。
また、自分で住まないで不動産を利活用する方法もあります。事業的な要素もありますので万人受けする訳ではありませんが、新しい発想を持って不動産を利活用する方法を考えるのも良いかと思います。
以上のように不動産の活用では考えるべきポイントがたくさんあります。
それぞれメリットやデメリットがありますし、ご自身の状況に合うのかどうかも重要になってきます。
相続した不動産は売却すれば良いと考えている人も、賃貸にしたらどうか、自己使用したらどうか、その他の活用方法はないか、、、等様々な角度から考えてみても良いかと思います。
次回はそれぞれの項目について深堀していきます。
まずは相続した不動産の売却について、
で深堀していきます。
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