知ってると得するかもしれない不動産の話#7
と気になるあなたにぜひ読んでほしいコラムです。
あそこの家、空き家になったな~と思ったら、
あっという間に荒れていき、気がつけば朽ちていた・・・
そんな経験はありませんか?
人が住まなくなった家は驚くべきスピードで傷んでいき、
手をつけられない状態になることもしばしば。
なぜそんなにすぐに傷んで朽ちてしまうのでしょうか?
目次
◇換気が出来ないから
夏場は気温が35度を超えることも少なくない日本の夏です。
また湿度も高く、締め切った室内は湿気がたまりやすくなります。
湿気はカビの原因となり、木材や内装のクロスや畳を傷めます。
室内の湿気を逃すには換気が有効ですが、空き家となってしまったらそう頻繁には出来ません。
久々に行ってみたら、クロスがカビだらけになっていた、畳が真っ白になっていた、、、
という事もよく起こります。
◇温度変化が激しいから
誰かが住んでいる状態だと、ある程度人が”心地いい”と感じる温度帯で室温は保たれます。
季節による変動はありますが、そこまで大きな室温変化はありません。
ですが、空き家になると夏は蒸し暑く、冬は極寒という外の温度変化が直撃します。
季節の変動もあれば、朝晩寒く日中は暑いといった1日の中でも変動が起こります。
急激な温度変化は湿気の発生につながりカビや腐敗の原因に。
また結露の発生も問題になってきます。
さらには木材や鉄骨など家を構成している素材によっては温度変化で伸びたり縮んだりをくり返しますが、
あまり急激な温度変化だと一日に何度も伸縮し、それが傷みや劣化の原因となることもあります。
◇雨漏りやひび割れ、虫の侵入にすぐに対処できないから
多少の雨漏りや窓のひび割れ・虫の侵入は戸建て物件においては珍しいことではありません。
その時々にすぐに対処すれば大事になることなく、事なきを得ます。
ですが、空き家に至ってはそうはいきません。
普段ならすぐに対処できるものも、気づかないうちに大事に・・・という事も。
例えば雨漏り、
誰かが住んでいればすぐに水分をふき取ったり、雨漏りを起こしている部分に応急処置したりも可能です。
しかし誰もいない空き家だと水に濡れた部分はカビや腐敗の原因になり、床や壁・内装を傷めます。
雨漏りの原因となっている水の侵入口も処置がされないことでどんどん大きくなる可能性があります。
適切に管理されていない空き家だと、あっという間に傷んでしまいます。
◎家に人が住む=家にいのちが吹き込まれる
空き家の管理は適切に行われれば、ある程度維持することができます。
ですが、「人が住む」に勝る維持方法はないといっても過言ではありません。
人が住み、適切に室温が保たれ、空気が入れ替わり、汚れや傷みに適切に対処する。
そういった人の営みが家を維持しているのです。
つまり、家を維持するためには空き家にしないことが重要です。
空き家は管理・維持に手間や費用が掛かります。
また、適切に管理していてもどんどん傷んでいくことも考えられます。
空き家になる前に手を打つ!これしかありません。
まずはご自身が関係する家が空き家になる可能性があるか、把握することが大切です。
=====不動産屋アソシオが考える空き家予備群チェックリスト=====
一度空き家になってしまうと、その管理・維持に手間や費用が掛かるだけでなく、
相続などの問題が絡んでくると売却したり誰かに貸すことすら難しくなる場合もあります。
つまり、空き家になる前に手を打つ!
これに限ります。
<実家空き家予備軍チェック表>
□ 親が高齢で、今後介護が必要になりそう
□ 高齢の親が一人暮らしだが、今後呼び寄せようと考えている
□ もしもの時に相続するのは自宅だけで、自分以外にきょうだいがいる
□ 実家は遠方の地方、Uターンの予定はない
□ 先祖代々の土地があるが、地方で遠方である
□ 実家を売却査定に出してみたが、納得できない査定価格であった
□ 実家の土地は親の兄弟の共有持ち分である
□ 借地で建物は親の所有である
□ 高齢の親と、今後について話したことがない
□ 親の介護や実家について、きょうだいと情報共有していない
いかがでしたか?
チェックが一つでもつけば、ご実家は空き家予備軍です。
空き家予備軍の内に手を打つ!
空き家対策はこれに限ります。
アソシオでは遠方のご実家の空き家対策についてもご相談を承っております。
ぜひ一度、お電話・メールにてお問合せ下さい。
不動産のプロが丁寧にご状況をお伺いし、
その対策をアドバイスさせて頂きます。
03-5738-5622(電話)
※実家の空き家対策についてとお話し頂ければスムーズです。
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